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今回のテーマは習い事
四万十市地域おこし協力隊の佐藤です。 知り合いもいない土地へ移住するというのは、とても大変だと思います。 場所によっては、同じ国内でありながら、言葉や生活習慣など色々違うところがあり、戸惑うこともありますが、それも移住の醍醐味だと思います。 移住者としての個人的な意見ですが、習い事をする事は、その土地の習慣や文化を知る近道だと感じています。色んな年代の方々と共通の物に対して話が出来たり、その土地にまつわる色んな話も出来ます。方言や訛りに触れる機会も多くなり、文化や歴史にも興味が湧きました。習い事をするにあたり、以前から武道を習ってみたいと思っていましたが、四万十市には、武道館もあり“合気道、居合道、剣道、空手道、柔道、弓道、武術太極拳、少林寺拳法、など習うことが出来ます。
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居合道
その中から、私が選んだのは、居合道です。居合道は刀を使いますが、形(かた)のみで相手とは対戦はしないので、自分の体力に合った居合が出来ます。四万十市の居合道は、土佐直伝英信流と言い、もちろんかつての土佐藩士も稽古をしており、土佐藩から出すことが許されていなかったので技が守られ、江戸時代から途絶える事無く続いています。これが私の居合道を選んだ最大の理由です。高知と言えば、土佐藩や坂本龍馬のような豪快なイメージが浮かぶ人もいると思いますが、まさに四万十市の中村支部の居合は荒々しさが特徴です。刀剣が趣味の方や歴史好きの方なら更に世界に入れます。 ここでは、色んな世代が一緒になって稽古をしていますが、年配の先生が醸し出す迫力は凄まじいものがあります。 全国に、いくつもの流派がある英信流ですが、元祖は、土佐直伝英信流なんです!高知県でも習えるところは高知市と四万十市、お隣の土佐清水市だけです。移住先を決める理由は色々あると思います。 伝統の土佐直伝英信流を習いに、是非四万十市へ来てみませんか。 武道全般に言える事だと思いますが、個人的には居合を始めてから、姿勢も良くなり、身体の使い方も上手くなったと思います。刀を使うので、効率よく道具に力を伝える技術も学べている気がします。何よりも、趣味のサーフィンが、呼吸の仕方や体の力の入れる所と抜く所を学べたことで調子がとてもいいです。
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