-
地域創生 × 事業承継 × 自己実現・起業・チャレンジ!
つぶらな瞳がきらりと輝く。好奇心旺盛で愛嬌ある小顔に見つめられると、何とも言えない優しい気持ちがあふれてくる。 高知県立「のいち動物公園」で昨秋生まれ、2月に一般公開が始まったコツメカワウソの子供たちを見ていると、その仕草に魅了されて飽きることはない。 カワウソだけではない、同公園には、子供たちだけでなく、大人も癒してくれる生き物たちが数多く暮らしている。 これら飼育されている動物たちには、当然餌を与えなくてはならない。魚関係の餌を同公園に販売している業者の一つが香南市夜須町の竹﨑海産だ。 「地元の魚で動物たちがすくすく成長していることを考えたら、やりがいはありますよね」 代表の竹﨑勉さんが(67)微笑む。 竹﨑海産は勉さんの父、隆世さん(93)が開業した。地域で捕れる魚類を仕入れて、加工販売する商いだ。勉さんは高校卒業後に専門学校を経て、父の商売に加わった。 仕入先は主に高知市弘化台の中央卸売市場や地元の手結漁協、室戸漁協など。ピーク時は従業員が5,6人いたが、今は勉さんがほぼ一人で、日々の仕事をこなし、繁忙期に不定期でパートを雇っている。 早朝4時に起きて、弘化台に仕入れに出かける。仕入れた魚を持ち帰り、取引先ごとに仕分けして配達。9時過ぎには地元の漁協の定置網漁の魚を仕入れにいく。午後にも漁協の競りがあるなど、日々目まぐるしく仕入れと、配達をこなしている。 動物公園をはじめ、取引先は多く、地域では無くてはならない事業者なのだが、勉さんは独身で後継ぎがいない。「まだ、身体は元気だが、今のうち後継者を探しておきたい」と、全国から募集することを決断した。 引き継いでもらいたいのは、竹﨑海産の手掛ける事業と、国道55号沿いにある約250坪の土地、その上に立つ工場棟(約300坪)。取引先との引継ぎも確実にしてくれるという。工場内には大きな冷凍庫が二種類あり、フォークリフトなどの重機類もそろっている。 「以前はここで、干物の加工もやって店頭販売もしていました。後継者が事業を拡大する意思があれば、さらに売り上げを伸ばせると思います」。 工場の南側はすぐ堤防になっており、上ると工場の全景が見渡せる。工場二階には住居部分もあり、リフォームすれば住むこともできるそう。 工場を見下ろす堤防から、視線を南に移すと、眼前には太平洋が広がる。陽光を浴びて限りなく青く澄みわたり、キラキラと輝く。竹﨑海産は、この豊饒の海から捕れる豊かな海産物を地域に還元している。けっして大きくはないが、地元に頼られている必須の事業。自然と魚と人を繋ぐ、意欲ある後継者を探している。
-
オーナー 竹﨑さん へのインタビュー
———— 広い工場ですね? 昭和から平成の初め頃はかなり手広く商いをしていました。私は21歳から家業を手伝っていますが、従業員も5.6人いましたね。地域で仕入れた魚を干物やみりん干しにして加工・販売し、店頭でも売っていました。 ———— 工場の主要な設備や機器は今も現役ですか? 大型の冷凍庫の1機は、数年前に更新したばかりで、現役バリバリです。また、今は使っていませんが、干物用の乾燥機も十分稼働します。私は時間がなくてできていませんが、塩干物の加工を行って、ふるさと納税の返礼品として納めるビジネスはすぐに始められると思います。 ———— 地元の動物公園も取引先ということですが 主要な取引先です。アジやサバなど沿岸部で上がる小魚を仕入れて配達しています。ペンギンなどがお客さんですね。淡水魚も取り扱っていて、カワウソもうちの魚を食べています。昨秋、コツメカワウソの赤ちゃんが久しぶりに生まれましたが、そのお父さんとお母さんは食べてくれていました。可愛い子供たちを見ると、やりがいも出てきますよね。 ———— どんな方に引き継いでもらいたいですか? 海産物の商いに興味があったら、誰でもいいと考えています。私は今一人なので、事業はどうしても頭打ちになっていますが、若いカップルで事業を行えば、可能性は大きく広がるでしょう。主要な取引先は引継ぎますので、スタート時に困ることはないと思います。 ※高知県移住ポータルサイト「高知家で暮らす。」には、他にも居酒屋や牧場、自動車整備工場など様々な継業案件を掲載中! ↓ぜひご覧ください♪ https://kochi-iju.jp/work/keigyo.html
ログインとユーザーネームの登録が必要です。


