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―はじめに、只見町への移住のきっかけを教えてください。
もともと兵庫県の山間地域で塾講師をやっていたのですが、人が集まらなくて閉校することになって...その後、神戸の塾で講師をやっていました。 働く中で学びたいという意欲を持った子どもたちが、いろいろな事情や地域的な状況によって十分な学びをできなかったり、学習環境が整わなかったりという現状がある事に気が付いたんです。 そのような状況の子ども達に、自分の体験を生かして学びの機会を提供できないか調べていたところ、世の中には公営塾というものがあり、自治体が学びの機会を提供するという仕組みを作っていることを知りました。全国の公営塾や山間地域での教育をコーディネートしている団体とのオンライン相談を通して話を聞いていく中で、只見町を知りました。 最初に只見町という場所があると情報をもらった時に、只見町のことを検索したところ、どの写真を見ても美しいなと思ったんです。 あぁ、こういう場所で生活をしたら心が癒されるだろうな...と思い只見町の公営塾に関わる地域おこし協力隊に応募することに決めました。
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―現在は地域おこし協力隊を卒業されたんですよね?
そうですね。協力隊で来たのは2020年の11月。2023年の4月から任期付き職員として教育委員会で働いています。仕事内容としては、公営塾や山村留学生の募集、寮生活のサポートだったりと、高校生と関わる部分が大きいです。 山村留学制度の情報発信のために、柏市や東京などで説明会を行ったりもしています。寮生活のサポートとしては、週に2.3回寮に出向き、生徒の生活指導や悩み相談、イベントの運営などをしています。 現在、女子寮の管理を行う職員が不足しているので、興味のある方はぜひ応募してほしいです!(笑) https://pitamachi.com/municipality/topics/2251 ―只見町に来てよかったことを教えてください! まず空気がおいしい! たまに街に出ると建物や人、車の多さで圧迫感を感じるんですが、只見だとのんびりできます。鳥の鳴き声で朝起きる暮らしはやっぱりいいですね。 また、私は自然だけでなく文化も好きなのですが、借りている空き家から以前に住まわれていた方の俳句や写真が出てくることがあります。自分の住んでいた地域には無い歴史や文化を垣間見ることができて楽しいです。 只見の人って物を大切にとっているので、博物館などでお金を払って見なければ見られないものをたくさん見ることができるので面白いです。 最近できた「ただみモノとくらしのミュージアム」では、このように只見の人たちが大切に紡いできた人々の暮らしに根付いた文化を知ることができるので、ぜひ行ってみてください。 ~全文は只見町HPからご覧いただけます~ https://www.town.tadami.lg.jp/abouttown/monogatari20221101.html
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