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離れてみて地元の良さに気付きました
浦宗 悠夏(うらむね ゆうか)さん(28歳) 移住時期/2022年5月 どこから/神奈川県 出身地 /高知県四万十市(Uターン) <Uターンのきっかけを教えてください> 子どもの頃から動物が好きだったので、幡多農業高等学校で畜産を学んで東京農業大学へ進学しました。大学で馬の魅力に気づいて卒業後も沖縄県の久米島や静岡県の観光牧場で馬の飼育に関わってきました。そろそろ独立して馬の仕事をしたいと考え始めたとき、どうせやるなら知り合いのいっぱいいる地元がいいな、と思ったことがUターンのきっかけです。 家は「NPO法人四万十市への移住を支援する会」で、実家に近い場所の空き家を探してもらいました。 実は四万十市を出るときには「こんな田舎いやだ! 一度は都会に住んでみたい!」みたいな、よくある感じで(笑)。まさか戻ってくるなんてまったく考えてなかったんです。県外をあちこち転々としてみて、今はインターネットも通販もありますし、どこに住んでも変わらないと分かりました。 あとはやっぱり自然が好きなので、四万十市には川も海も山もあることや、自然の恵みのおかげで食べ物が美味しいことなど、四万十市ならではの良さがたくさんあるなぁと思っています。 <今、どんな暮らしを楽しまれていますか?> 四万十川のアクティビティシーズンの間は、四万十市三里にあるWithriver(ウィズリバー)さんでカヌーやサップ体験のアルバイトをさせてもらっていました。冬はオフシーズンなので、紹介してもらった農家さんで芋の収穫のアルバイトをしています。 休日は、飼っている犬を連れてドッグランに行ったり、川や海に散歩に行ったり、猫と一緒に家でごろごろしたり……。 住み始めてまだ半年ですが、地元なのでもう1年以上経っている気分ですね。
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子どもたちが小さいころから馬と触れ合う場所をつくりたい
<どんなことをやっていきたいですか?> 牧場を実現するために四万十市に来ましたが、土地が見つかるまで1、2年はかかるだろうと思っていました。それが実は、Withriverさんの紹介で知りあった方に小屋付きの土地を貸していただけることになったんです。このまま上手くいけば、来年春頃には沖縄県の久米島から馬を2頭譲り受ける予定です。馬小屋も元からある小屋を活用できそうで、とてもありがたい話でした。 馬というと西洋のサラブレッドを想像されるかもしれませんが、私が牧場で飼いたいのは日本の在来馬です。サラブレッドよりも小さくて、日本の気候にも合っているタフな馬なんですよ。 私自身が馬との暮らしを楽しみながら、一人でも多くの人に馬の良さを伝えていけたらいいな、と思っています。馬に乗って四万十川沿いを歩いたり、乗らなくても眺めたりするだけでもいいですね。 特に子どもたちが小さいころから馬と触れ合って、大きくなってからも馬と関わりたい!と熱中してくれる人が出てきてくれたらとても嬉しいです。 <これから移住したい人へのアドバイス> 四万十市はとにかく一度来てみてもらったら、良いところだってことがわかります。 人間関係を大事にして、まわりの人とほど良い距離感で仲良くやっていくといいかな、と思います。 ※このインタビューは2022年11月現在の内容です。
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