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【移住ストーリー】しまんと生活 防災植物を食べる

関連ワード: 地域おこし協力隊, 子育て関連, その他
投稿日:2023/5/11 更新日:2023/5/11
  • 防災植物を食べる

    四万十市の地域おこし協力隊の佐藤です。
     先日、四万十川のキャンプ場「かわらっこ」で行われた春の防災植物料理教室に行ってきました。講師は10年くらい前に東京から四万十市に移住されてきた斉藤香織さんです。
    斉藤さんは、日本防災植物協会の事務局長で防災士や野菜ソムリエの資格をお持ちです。
    もしも災害があった場合、避難所に最初に届けられる食料は菓子パンなどのようで、実際に災害に合われた方々からは「野菜も食べたい」という声もあったそうです。
    そこで、考えられたのが“防災植物”で、野菜と同等かそれ以上に栄養価のある野草をおいしく食べるという考えから生まれたものです。四万十市は台風などの災害時には川周辺の畑も水に浸かってしまいますが、それが大地震と重なったら大変なことになります。しかし「川とともに生きるまち四万十市」は、そんな時でも負けません。食べ物の美味しい四万十市は野草も美味しいそうです。
    「ほんとにうまいのか?」と半信半疑の中、早速その辺に生えている野草は自分的には、もう完全に雑草という感覚だが、スタッフに教えて頂きながら採取ではなく収穫をしていく。オオバコ・シロツメクサ(花の部分)・ヨメナ・カキドオシ・ヨモギ・ウシハコベ・クズ・ノビル・柿の葉(若葉)を小一時間で収穫し、あっと言う間に袋いっぱいになりました。
    作り方は本当に簡単。
    1,	ビニール袋に水(30ccくらい)と塩水(少々)とちぎった野草を入れて5分くらいシャバシャバしてアク抜きし水を出す。
    2,	細かく砕いたポテチ・ふりかけ・缶詰などで適当に入れて味付け。
    
    これだけでした。
    自家製ハーブを使ったサラダと言って出しても大丈夫なレベルです!
    若葉を厳選して選べば固なく美味しかったです。
    
    カキドオシとニンニクとオリーブオイルでバジルソース的なのを作ってパスタで食べましたところ抜群に美味しかったです。
    災害時にはてんぷらは厳しいかもしれませんが、てんぷらは全葉っぱおいしくて、もはやてんぷらにしたら何でも食べられそうです。
    さすが、高知が生んだ牧野富太郎博士も言う「雑草という草はない」その通りでした。
    
    四万十市では、平成14年から学校給食に地元で採れた無・減農薬の米や野菜を使っていたり、今回の斎藤さんのように移住者の方々が行う、健康や食の安全、自然環境に対する取り組みもあります。日本防災食協会では子供向けのワークショップも定期的に行っているようで移住を考えている子育て世代にとっても四万十市は環境の良い移住先ですよ。
    
    「日本防災植物協会」
    https://ja-jp.facebook.com/bowsai.plant
    
    「四万十市 学校給食」
    https://www.city.shimanto.lg.jp/soshiki/23/1344.html

    ヨメナ、カキドオシ、ミツバ、ハコベ、オオバコ に柿ピーとふりかけを混ぜる

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