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川を求めて二度目の移住
谷 哲也さん(50)・千鶴さん(42) 移住時期/2020年3月 どこから/和歌山県東牟婁郡古座川町 家族構成/夫妻、子ども2人(7歳・5歳) 四万十市の中でも中山間エリアの“西土佐”へ関西から移住した谷さんご家族。 「四万十川ダッキーカヌーの川坊主」は小さなお子さん連れのファミリーにも楽しく安全安心に四万十川の川遊び体験を提供している。 哲也さん(以下:哲)二人とも出身は大阪で、最初に移住した先は和歌山県の古座川。四万十川も移住先の候補に挙がっていましたが、その時は親元から近いという理由で古座川を選びました。 千鶴さん(以下:千)古座川はとても良かったんですが、10年も経つと高速道路が伸びて都会から川遊びに来る客数や川の様子がだいぶ変わってきたんです。動くなら子供が小さいうちがいいかな、と下の子の入園時期に合わせて四万十市への移住を決めました。 哲:僕が5歳から10歳まで高知市に住んでいた縁や、西土佐の『カヌー館』で15年ほど前に夏にカヌーガイドのアルバイトをしていたので、土地勘はありました。四万十川は大きくて、やっぱり良いですね。 移住支援住宅を4軒くらい案内していただいて、今のお家に決めました。家の契約や一番大変だったダッキーのベース探しも『NPO法人四万十市への移住を支援する会』が大家さんとのやりとりや段取りで間に入ってくれたのが有難かったです。 <意外と便利! ほど良い田舎> 哲:僕らにとって西土佐はほど良い田舎で嬉しいです。スーパーと郵便局が近くにあるので日常生活には十分ですし、大きな買い物や病院はとなりの愛媛県宇和島市に行きます。魚も手に入りやすいしミカンも美味しい! 子供の救急も、宇和島市の病院が対応してくれました。ちゃんとした病院があると子連れには本当に安心です。 千:子供の通う保育所でも知り合いができました。Iターンの方も思っていた以上に多いです。 同年代の子供が近所に何人かいますし、保育所で竹馬や一輪車の乗り方まで教えてくれて、子供のためにも来てよかったです。
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子連れで楽しめるダッキーで四万十川を体感してほしい!
哲:ダッキーはラフティングのような安定性がありながら、カヌーみたいに一人で漕げる、というイイトコ取り! でも、ダッキーを専門的にやっている会社ってあんまりないんですよね。カヌーよりも安定していて操作性もいいんですけど、ダッキーはメンテナンスが難しいからかもしれません。 空気を入れて膨らませるのですが、暑い日にパンパンに膨らませておくと爆発してしまう。カヌーより準備や運搬が大変ですし、丁寧に扱わないといけない。そういう管理する側の大変さはありますが、お客さんにとっては安全です。ダッキーに乗ったお客さんはみなさん口を揃えて「ダッキー良いね!」って言ってくれます。 千:コロナ禍が落ち着いてきてお客様も徐々に増えてきました。関東からが多いですが、意外と高知市から来られる方もいますね。ご家族で川遊びを楽しんでいただいています。 哲:オリジナルTシャツや手拭い、ステッカーなどのグッズもあっちこっちに置かせていただいて、そこそこ売れてきています。ここで暮らし続けるためにまずは仕事、と思っているので、今のお家もとても良いお家ですし、西土佐にしっかりと基盤を作っていきたいな、と思っています。 <移住したい人へアドバイス> 哲:旦那さんが田舎暮らしをしたいなら是非、奥さんを説得して家族での移住をオススメします。僕個人の人とのつながり、妻の女性同士のつながり、保育所でのつながりなど人間関係が広がるのが早いです。田舎はやっぱり人とのつながりが必要なので。 女性は虫が苦手な方が多いと思いますが、どうしても虫は出るので、慣れておくといいです。 千:高知の人は大らかであたたかいですよ。 ■四万十川カヌーダッキーの川坊主 https://www.kawaboze.com/ ※このインタビューは2023年1月現在の内容です。
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