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【移住インタビュー】(Vol 02)教育移住が起こり廃校だった校舎が250人もの子どもが通うまでに——大日向小学校・中学校校長へインタビュー。子どもが本来備えている学ぶ力を認め主体性を育む教育②

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投稿日:2026/4/15 更新日:2026/4/15
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    vol①はこちら
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    https://pitamachi.com/municipality/topics/5170
    
    ――イエナプラン教育協会には、どんな方々が参加されていたのでしょうか?
    (久保)教員が多かったですね。保護者の方も。また、企業の人事の方も多かったです。若い社員が仕事はできるけど指示待ちで、自分で判断して動かない。これは教育の問題じゃないかと気づいた方たちが、イエナプランに関心を持たれて学習会に参加して下さってました。大人が受け身なのは、子どもの時の教育からきているのでは?そう考えて、学校教育のあり方に関心を寄せていた。
    (青山さん、以下敬称略)社会は変わっているのに、学校はそのまま、とよく言いますが、実は社会も学校的で、受け身な姿勢のまま仕事に就こうとする人が増えていることを危惧する人たちが、イエナプランに集まったと聞いています。
    
     
    ――お二人はどのような経緯で、この学校に関わられたのですか?
    (青山)私は公立学校の教員を19年やっていました。最後の数年は、自分の学級でイエナプラン教育を実践したんです。リヒテルズさんの話を聞いて感銘を受けて、すぐ現場で実践を始めました。当時はまだ実践者が少なかったので、リヒテルズさんにメールで質問するとすぐ返事が来るような時期で(笑)。その縁で、2020年からこの学校に関わるようになりました。
     
    ――公立学校でイエナプラン教育を実践された手応えはいかがでしたか?
    (青山)手応えしかなかったですね。今まで教員が行儀良く子どもをコントロールする時間が長かったのが、子どもが自分で考えて学ぶスタイルにしてから、じわじわと子ども自身が主体者になっていくのを感じました。急激に学力が上がったわけじゃないんですが、2年ぐらいかけて学力テストの得点が10ポイント上がりました。
    
    ――それは、校内テストですか?学外のテストですか?
    (青山)東京都の学力調査です。言われたことをちゃんとやるっていうよりも、自分がこれをやりたいとか、こうするべきだって心から納得しているっていう状態に子どもがなったときに、小学生でも、大人のように自分で自分の学びをコントロールする姿を見ることができたんです。これが僕の中で原体験になっています。
    その子たちってもう今高校生なんですけど、10歳ぐらいの経験がずっと続いてるみたいで、今も自分の人生や進路をちゃんと自分ごととしてコントロールしてる子が多いなっていうのは、その後も交流があるので感じます。
    このイエナプラン教育って、子どもがいかに社会の当事者になっていくかとか、自分ごととして自分の人生を捉えていくかといったときに、非常に有効だなと思っています。

    大日向小学校の教室の様子

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    ――その実践はそのあともその学校で続いていきましたか?
    (青山)ええ。5年間かけて作ってきたイエナプランの要素が、校長が変わって、2年くらいかけて全部元に戻りました。「机を黒板側に向けて並べなさい」「国語をやっている横で算数をやってるなんて時数計算どうなってるんだ」「サークルに並べるなんて、見たことないからやめなさい」と、一つずつ元に戻っていきました。
    それを見て、公立学校では無理だと思ったんです。管理職が替わるとこうなる。日本の教育の土台がある上に、いくらイエナプランの学校を作ろうとしても、公立学校には異動があるから続かない。それで42歳で退職して、ちょうどここにフィールドができていたので飛び込んできました。

    大日向中学校 青山校長

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