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\mission!/足摺岬でおしどり夫婦が経営する食事処を引き継ごう! 高知県内で「岬」といえば、足摺岬を挙げる人は多いだろう。昭和の時代は多くの観光客が詰めかける観光地として人気を博していた。今は往時ほどの勢いはないが、それでも国内はもとより、外国人観光客も訪れるスポットになっており、古いホテルを買収して、リゾートホテルにリノベーションする動きも出てきている。 この"老舗観光地"に立つ家庭的な人気料理店が「お食事処 ケープ」。オーナー夫妻の川村泰利さん(77)、久美さん(65)が、35年前に立ち上げ、それ以来ずっと二人三脚で切り盛りしてきた。 ケープという名前から受ける印象は喫茶店的なイメージだが、同店のメニューはどちらかというと、街の"食堂"のよう。天ぷら定食や焼肉定食などの定食類のほか、カツ丼や天丼、カレーや焼きそば、ラーメンなど大衆メニューがずらりと並ぶ。来店客は、地元住民はもとより地域内ホテルの紹介で訪れる観光客なども多いそう。特に人気なのは地元の新鮮な魚を使った刺身定食で、外国人観光客に非常に受けがいいという。外国人用の英語のメニューも完備している。 長きにわたり二人で続けてきた店だが、泰利さんも引退を考える年齢になってきた。子供たちは全員が県外で仕事を持っており、親族にも引き継ぎ手はいない。「せっかく築き上げてきた店なので、誰かが引き継いでくれれば」とネットでの情報発信を決断したという。 店舗の広さは約30坪で、定員は30人ほど。椅子のボックス席と小上がりの座敷席がある造りになっており、小規模の宴会には十分対応できそう。譲渡を希望しているのは、店舗のほか隣接して建っている住宅(約30坪)と、両建物がある約1,100平方メートルの敷地。これらすべてを一括して譲渡したいという。
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