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【移住者インタビュー】清流仁淀川近くの美しい茶畑で 家業を継いで自然と共に歩む日々@高知県 日高村

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投稿日:2025/3/19 更新日:2025/3/19
  • 高知県は実は隠れた銘茶の産地!

    高知のお茶は「土佐茶」と呼ばれ、香り豊かで透明感があり、全国的にも高い評価を受けています。 今回は、日高村の豊かな自然の中で土佐茶を栽培している株式会社霧山茶園の中山さん親子にお話を伺いました。Uターン後に家業を継いだ俊平さんを中心に、「奇跡の清流」と呼ばれる仁淀川の近くで、伝統を受け継ぎつつも今の時代に合わせた新しいお茶づくりが行われています。
    
    中山 美佳さん&中山 俊平さん
    ・出身地:高知県
    ・現住所:日高村
    ・移住年:2015年(俊平さん)
    ・職業:株式会社霧山茶園
    
    ■地元に戻り家業のお茶農家を継ぐ
    俊平さん-
    霧山茶園は僕の祖父母が5軒くらいのお茶農家を集めて始めた家業です。農事組合法人として運営していましたが、平成7年にうちを含めて2軒だけになり、3年ほど前に株式会社化しました。
    僕自身はもともと家業を継ぐつもりはなく、子どものころから機械が好きだったことから工業高校卒業後に県外の機械メーカーに就職。海外出張もあり、やりがいのある仕事でしたが、将来のライフプランなどを考えて高知に帰ろうかな、と思いまして。
    帰るなら家の仕事をやろうと思いました。24歳の時に地元に戻り、ちょうど10年になります。
    お茶の栽培に関する知識はゼロだったので、親や周囲の方々に教えてもらいながら覚えました。お茶は収穫から加工までたった2週間で終わります。今年の反省を生かそうと思っても1年後になるのが難しいところですね。
    帰ってきて思うことは、自然の中で仕事をするのがすごく好きだということ。そして、商品を販売してお客さんにおいしいと言ってもらえるのはやはりうれしいです。
    仕事だけでなく、狩猟免許を取得して猟を楽しむなど、日々アクティブに楽しんでいます。
    
    ■時代に合わせた商品や体験メニューを開発
    俊平さん-
    「お茶」は混ぜることが前提のものです。甘みの強いものや香りが強いものなど、さまざまな種類のお茶を混ぜ、味を作っていきます。
    産地によって加工などの文化も違うのですが、高知の山間部のお茶の特徴は味や香りが強いということ。霧山茶園の圃場は陽当たり良く、特に味が強く出る傾向があります。
    霧山茶はJAなどを経由して静岡の市場などで流通し、そこで静岡のお茶とブレンドして販売されているのですが、その販路が今でも大きいですね。
    しかし、近年は日常的にお茶を飲む人が減り、お茶業界は正直厳しい側面があります。市場での販売価格も下落傾向です。
    そのため、市場に出荷するだけでなく、製品にまで自社で仕上げて直接お客様に販売しています。生産者も時代に合わせて変わっていかなければならないと思っています。急須で飲むお茶の良さはもちろんありますが、必ずしも急須である必要はないと思っていて。最近はティーバッグが人気なので積極的に商品開発し、フレーバーティーなどにも力を入れています。
    発酵系のお茶づくりにも興味があります。
    
    美佳さん-
    ペットボトルでお茶を飲むことが増え、特に若い世代は急須を持っていない方も多いと思います。お茶は嗜好品のひとつと考えると、消費者の嗜好の変化に合わせて変化する部分と、伝統の味を守る部分とのバランスをどう取っていくかが、今後の経営の大きな鍵になっていくのではないでしょうか。
    そのため、若い世代にも気軽に手に取ってもらえるようにパッケージを工夫しています。味にはもちろんこだわりつつ、デザインを今の時代に合わせていますね。
    また、ほうじ茶の焙煎体験や茶缶作りなどの体験メニューも用意していて、楽しみながらお茶を身近に感じられる機会も作っています。
    先日は、日高村の地域おこし協力隊員にデザイナー志望の方がいると聞いて、パッケージデザインを依頼しました。出来上がってきたデザインは私たちのこれまでの発想とは全く違うもので驚きましたが、そのまま採用。実際にイベントなどで販売すると若い世代の方が手に取ってくれるので、新しい視点を取り入れるべきだと勉強になりました。
    昔ながらのままでやっていたら先細りします。いかに時代に合わせるかが大切です。

    左から俊平さん、母の美佳さん/地域おこし協力隊に依頼したパッケージ(写真手前)

  • 日高村は心地よい距離感で付き合える温かい場所

    俊平さん-
    日高村は高知市内に近いので、車は必要ですが、何かと便利な場所です。移住後の定住率も良いと思います。日高村に移住された方と話していると、近所の方が声をかけてくれたり野菜をくれたり、「気にかけてくれている」ことがうれしいという声をよく聞きますね。
    ちなみに僕の姉はスコットランド人と結婚してスコットランドに住んでいたのですが、子どもが生まれた後に夫婦で日高村に帰ってきました。姉の夫が日高村を訪れた時に「こんなところで暮らしたい」と思ったことがきっかけで移住し、2人とも地域おこし協力隊になり、今は夫婦でクラフトビール造りをしようと準備しているんですよ。
    
    美佳さん-
    高知県では郡部であれば高校から地元を離れないといけないという場合も多いですが、日高村は高知市内の高校まで家から通えます。子育て環境という視点でもおすすめです。
    
    俊平さん-
    僕自身も県外での社会人経験を経て……
    
    
    ※気になる続きは、高知県移住ポータルサイト「高知家で暮らす。」に掲載中!
    「まずは一歩踏み出してほしい」と語るインタビュー、ぜひお読みください✨
    https://kochi-iju.jp/interview/details_1557.html

アクセス

日高村ってこんなところ!

高知市から:16.5km、車で約37分

【3つの特徴】
1.清流仁淀川の中流域に位置しており、アウトドアを楽しめます。
2.オムライス街道には「おいしい」がいっぱいあります。
3.工業団地が2カ所あり、村内でも一般企業の求人があります。

高知県のほぼ中央に位置し、村の北部を仁淀川が流れ、丘陵の連なりの中を国道とJR線が平行して走る日高村は、農業を主な産業としています。特産品としては、朝夕の寒暖差のある気候を活かした、高糖度トマトのブランド「シュガートマト」の生産が盛んに行われており、その他にも、中四国最大級の霧山茶園のお茶、お米、ショウガ、文旦などがあります。

観光面では、奇跡の清流 仁淀川(仁淀ブルー)を遊覧する”屋形船仁淀川”があり、その他、村の特産品を販売する村の駅ひだか・ゴルフ場・忍者伝説が残る猿田石灰洞、国宝の刀をまつる小村神社・様々なイベント(コンサート)で利用される日高酒蔵ホールなどがあります。

また、四季折々の花々と水辺の生き物が楽しめる「日下川調整池」があり、スポーツをはじめ、文化・レクリエーション等、地域住民のコミュニティ活動の場として親しまれている「日高村総合運動公園」があります。

治水対策にも力を入れており、2023年1月より「日高村水害に強いまちづくり条例」を施行。2023年6月より「新日下川放水路」の運用を開始しました。

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