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大阪から高知市、そして大豊町へ!
36歳の時、大阪府から高知県 高知市へ移住し、3年後、二段階移住で大豊町(おおとよちょう)へと移住された前田さん。留まることを知らないほど前向きで、マルチに活躍する前田さんにお話を伺いました。 【プロフィール】 前田 美穂さん 出身地:大阪府 現住所:大豊町 移住年:2019年 職業:役場職員、食堂経営 ■初めて高知を訪れ、2日後には移住を決意 移住前は、大阪でごく普通のOLとして働いていました。大阪でカフェをしていた友人が高知へ移住し、お店も移転したことをきっかけに2泊3日で高知に遊びに来ました。当時は、毎朝満員電車で通勤し、所属部内の課長職として忙しい日々を送っていて、なかなか「自分の時間」が持てませんでした。 そんな自分の生活に疑問を感じ始めた頃の高知訪問。大阪に戻った2日後には、会社に辞職の意向を伝えました。高知での“会社員以外の働き方や時間の流れ”にとても魅力を感じました。それから3ヶ月後には高知市へ移住していました。 移住後しばらくは友人のカフェで働き、高知での生活に慣れてきた頃には、新しく趣味として加わった手芸に関わりたいと、手芸センターでのアルバイトや他の仕事を掛け持ちするようになり、カフェでのアルバイトは辞めました。 どの仕事も好きでやりがいがあったのですが、想像以上に忙しくて。休むべき時間も仕事のことを考えてしまうようになり、徐々に仕事と自分の時間とのバランスが取れなくなっていました…
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予想外の二段階移住
高知市は交通の便も良く、お店もたくさんあり便利ですが、向かい合わせに並んだコンビニを見ては、「こんなにコンビニいる?!」と思わずツッコミたくなります。高知へ移住したにもかかわらず、どこか大阪と変わり映えのない毎日になってしまっていることに気付いた頃、大豊町へ移住した友人から、「空き家バンク」に家賃の安い物件があると聞きました。大阪で月7.5万円であった家賃を、高知市では月4.5万円に抑えることができていたので、「今住んでいる所よりも安い物件がある?!」と驚きました。都会的な生活に少し疲れを感じていた私は、「とりあえず、空き家バンク利用の登録しておいたら?」という友人の言葉に背中を押され、NPO法人 げんきおおとよのサポートを受けながら家探しを始めました。 翌月には、大豊町内で家が決まり、高知市でやっていたすべての仕事を辞め、大豊町へ二段階移住(※1)。年度途中でしたが、運よく募集があった役場の会計年度任用職員(※2)として働くことになりました。淡々と進んでいく私の移住のスピードに、周囲の人からは「不安はないの?!」とよく聞かれましたが、この会計年度任用職員の募集要項に「事務員(獣の耳を触れる方)」という一言があり、その仕事内容に「おもしろそう」と惹かれました。 実際に大豊町で生活してみると、高知市と比べれば不便です。でも、私はそのことはマイナス要素ではないと思っています。 (※1)二段階移住…高知県内に移住するにあたり、まずは比較的都市部である高知市に移住・滞在(1ステップ目)し、そこを拠点に高知県内を巡りながら自分に合った場所を見つけ、最終的に安心して移住(2ステップ目)するという、移住の一つの方法。 (※2)会計年度任用職員…地方公務員法の改正により新しく導入された非常勤職員の制度。従来の非常勤職員や臨時職員、パート職員は、これに移行され、任期が定められているもの。 ■役場職員ともう一つの顔 役場での初年度は、鳥獣を取り扱う課に配属になり、日々猟師の方たちとコミュニケーションを取っていました。現在は移住関係の課で、空き家の掘り起こしや移住相談に対応しています。いずれの課でも、役場にいるからこそ分かることや考えることがあります。身の回りの問題によく目が行くようになり、狩猟の講習を受けてプライベートでも狩猟を始めたり、廃業しようとする地元タクシー会社の事業を引き継ごうと検討したり、地域の課題をなんとか自分が解決できないかと考えていました。 現在は、役場職員として働きながら、週末に「みずがめ食堂」という食堂を…… ※気になる続きは、高知県移住ポータルサイト「高知家で暮らす。」に掲載中! 「大豊町に来てから、前にしか進まない」と話す前田さんのインタビュー、ぜひお読みください✨ 👉https://kochi-iju.jp/interview/details_1591.html
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アクセス
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高知県 大豊町(おおとよちょう)ってこんなところ! ・高知市から:34.3km、車で約37分 【3つの特徴】 1.とにかくアクセスが良い!高速ICあります。JRも通っています。 2.子育て支援制度が充実しています! 3.雲海を見下ろせる町です。 大豊町は四国山地の中央部に位置し、面積は315.06平方キロメートルと広大で、約88%を山林が占める。 集落、耕地は標高200mから850mの急傾斜地に形成され、水稲を中心に園芸野菜、柚子、ゼンマイなどを栽培。JA土佐れいほくでは環境に配慮した農業、ISO14001の認証を取得し、消費者に信頼される産地のブランド化を目指している。 交通手段は、四国横断自動車道、国道32号、及びJR土讃線などがあり、大豊ICから高知市までは車で30分程度。 観光資源としては、「豊楽寺薬師堂(国宝)」、「日本一の大杉(国の特別天然記念物)」、「旧立川番所書院(国の重文)」、眺望の素晴らしい「梶ヶ森(県立自然公園)」「ゆとりすとパークおおとよ」などがある。
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