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【コラム】副事務局長・稲垣の「地方移住あれこれ」

投稿日:2022/7/2 更新日:2022/7/2
  • はじめまして、ふるさと回帰支援センターです

    ピタマチをご覧の皆さま、はじめまして、ふるさと回帰支援センターの稲垣文彦です。
    「ふるさと回帰支援センター・・・?」って、思っているかたも大勢いらっしゃると思います。
    
    ふるさと回帰支援センターは、JR有楽町駅前にある東京交通会館の8階(1階に北海道のアンテナショップがあるところ)で、地方移住の全国の相談窓口を設置して、地方移住のお手伝いをしているNPO法人です。
    
    このピタマチも地方移住に関心のある人たちのお手伝いをするために、凸版印刷の皆さまとふるさと回帰支援センターで共同開発しました。
    
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    ピタマチは地方移住に関心のある皆さまがご覧になっていると思います。 そこで、これから不定期になるとは思いますが、地方移住に関心のある皆さまに向けて、思いつくままに、地方移住に関する情報をコラム的に書いていこうと思っています。 
    
    例えばですが、「移住相談って、どんなことするの」、「先輩移住者の地方移住した動機」、「まずは、何から始めればよい」・・・とかを様々なエピソードも交え、書いていこうと思っています。 お時間のある方は、是非、読んでください。 
    また、「こんなことが知りたい」といった皆さまからのご要望にもこたえていきたいと思います。 ということで、これから、よろしくお願いします。

  • 昨今の移住相談状況と内容の傾向

    ◎ふるさと回帰視線センターでの移住相談状況
    
    最初は何を書こうかなと悩んだのですが、まずは、ちょっと硬くなるかもしれませんが、ふるさと回帰支援センターの移住相談の今をご紹介していこうと思います。
    
    2021年、一年間の地方移住の相談件数は、49,514件でした。一か月当たりでは約4,120件になりますね。
    この相談件数のなかには、電話、メール、面談のほか、各種セミナーの参加者を含みます(いずれもオンラインでの対応もやっています)。
    この相談件数は、年々増加しています。
    今年は、昨年に比べると29%増加しました。
    いずれにしても、大勢の皆さまからご活用いただいています。
    
    また、相談者の内訳を見ますと、20代、30代、40代の相談で、約7割を占めます。ということで、最近は、若い世代の皆さまのご相談が増えている傾向にあります。
    
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    ◎若い世代の移住相談内容の傾向
    
    そこで、ここから、若い世代の皆さまの移住相談の傾向をみていくために、キーワードをご紹介したいと思います。
    もしかしたら、ご覧の皆さまにも似たような感覚があるかもしれませんね。
    キーワードは、三つです。一つ目が「ワーク・ライフ・バランス」、二つ目が「地域貢献」、そして、三つ目が「農あるくらし」です。
    
    まずは、「ワーク・ライフ・バランス」。コロナ前から何となく、都会の生活に違和感を持っていて、コロナに背中を押される感じで、今の暮らし方を見つめ直した独身女性とか。
    仕事が忙しすぎて、家族や子どもとの時間を取れていなかったことに在宅ワークで気づき、今の暮らし方を見つめ直したご夫婦とか。
    地方に行って暮らし方(ライフスタイル)を変えたいといった相談が増えているように感じます。
    
    
    つぎに、「地域貢献」。「地域のために・・・」とか、「地域の役に立ちたい・・・」とかを皮切りの言葉として相談する人が増えている感じがします。それは生まれ育った故郷に限りません。
    ご存じの方も多いと思いますが、「地域おこし協力隊」をやってみたいという人も増えている感じがします。このことについて、別の角度から考えてみると、もしかしたら「地域とつながりたい」、「人とつながりたい」という気持ちからかな、とも思えてきます。
    都会の生活は「人とのつながり」や「地域とのつながり」がないのかもしれませんね。
    
    
    最後に、「農ある暮らし」。このキーワードは昔からあるキーワードで、「自分で食べ物を生産したい」とか、「土と触れ合う暮らしがしたい」といった動機からでした。
    最近では、この動機に加えて、「地球環境に負荷をかける暮らし方をしたくない」という昨今の気候変動による地球温暖化を敏感にとらえたような動機が新たに加わったような感じがします。
    
    
    ここで個人的な話をしますが、私は、新潟県長岡市の出身で、2020年3月まで、長岡市で暮らしていました。縁あって、現在の職場に来たわけですが、なんと26年ぶりで都会生活をすることになりました。
    そこで改めて気づいたのが「都会は何から何までお金がかかること」でした。
    言い方を変えれば「都会生活=消費生活」ってところでしょうか。
    長岡に住んでいたころは、ご近所からや親せきからの野菜やお米のお裾分けがありました。
    都会ではこれがないとしみじみと感じています。
    もしかしたら、こんな感覚から「農ある暮らし」に憧れを感じるのではと個人的に思ったりもしています。

    初回のコラム、いかがだったでしょうか? やっぱり少し硬かったでしょうか。 次回からも、皆さまのお役にたてる情報をお伝えしていきたいと思います。 それでは、また次回、お会いしましょう。

アクセス

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