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丸森町の冬の風物詩、干し柿。大張地区で干し柿づくりと養蚕を営んでいる佐藤靖さんにお話を伺いました。 1月から木の剪定を行い、3月には肥料をやり、6月から10月は草刈りと消毒をします。11月中旬に収穫、皮むき、そして翌1月から出荷が始まります。普通の果樹の場合は実が成ればゴールですが、皮むき加工が必要な干し柿の場合は剪定から出荷まで1年越しとなるので、その間に天変地異があったりするとダメになってしまうという怖さがあります。 養蚕は6月頃から始まるのですが、1か月サイクルで出荷になり、本当に忙しいのは最後の一週間くらいです。それ以外は作業が半日程度で終わるので、体が空いたところで柿の手入れをするという感じです。養蚕と柿の組み合わせは相性がいいそうです。しかし、養蚕が衰退してしまい、私が就農した平成17年にJA仙南みやぎの管轄で30軒あった養蚕農家も、今年は私のところの1軒だけになってしまったそうです。
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