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東京から玉野に行ってみたら、瀬戸内が好きになった話

投稿日:2024/3/25 更新日:2024/3/25
  • 「住み心地がいい」と噂の、ゆったりとした時間が流れるまち 玉野市

    瀬戸内エリアといえば何を思い浮かべますか?
    波のない穏やかな海。
    瀬戸内の海に浮かぶ島々。
    豊かな自然と壮大な海と空。
    3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭。
    
    今回訪れたのは、瀬戸内の港町「岡山県玉野市」
    そこは岡山県の南端、穏やかな瀬戸内海の美しい自然に恵まれた、人口約5万5千人(※)のちょうどいい田舎町です。(※2024年2月末時点)
    造船業をはじめとするモノづくりのまちとして栄えた歴史のある玉野市。市の中心にある宇野港は、直島をはじめとする瀬戸内海の島々への定期航路やクルーズ客船の寄港地でもあり、瀬戸内国際芸術祭のアート作品を町なかに見ることができるという。
    
    東洋経済新報社の「住みよさランキング」で岡山県内1位を獲得したことがあるこのまちの魅力を探りに、千葉県生まれ東京育ちのピタマチ運営事務局ライターが、玉野市へ行ってきました。
    
    ▶岡山県玉野市 https://pitamachi.com/municipality/detail/405
    
    
    
    ---------玉野市の魅力、それはゆったりとした時間
    
    東京駅から新幹線に乗って3時間20分、岡山駅で乗り換えてJR宇野みなと線に乗って50分。人もまばらな宇野みなと線に乗ると、車窓は「街」からだんだん「自然の色味」に変わり、終点の玉野市の中心地「宇野」へ。
    
    宇野駅に降り立ち、駅構内にあるストリートピアノの軽やかな演奏を聞きながら、駅舎を出てさっそく町なかを散策。
    宇野港は駅からすぐの距離にあり、アクセスも抜群。港を眺めていると、海から繋がる空、スカーっと抜けて見える壮大なブルーが、解放感と爽快感をもたらしてくれます。
    
    
    宇野駅から10分ほど歩くと、ひときわレトロな「東山ビル」に到着。
    1966年に建築され、20年以上廃墟だった東山ビルは2014年その面影を残しながらもオシャレな空間へとリノベーションされ、ハンバーガーショップやカフェ、ホステルやイベントスペース、夏には屋上でビアガーデンもできる複合施設として、玉野市民をはじめ国内外の観光客にも話題のスポットとなっています。
    オシャレスポットが大好きな私は、さっそく1階のカフェで購入したコーヒーを片手に、趣のある階段を上って2階へ。
    空間に入ると思わず声がでる。
    そこにはモダンな空間が広がっていて、昼下がりの光がふりそそぐ海沿い側一面の窓からは、直島を行き来する赤いペイントの大型客船をゆっくりと眺めることができます
    
    
    
    そこで、同じように窓辺のカウンターからゆったりと海を眺める地元の女性2人組に「どこからきたん?」と声を掛けられました。
    聞けば玉野に移住して15年のベテラン玉野市民と、昨年移住してきたばかりの新人玉野市民のおふたり。玉野の魅力について話してくれました。
    
    ベテラン玉野市民「玉野はこのゆったりした時間の流れ方が居心地いいんですよ。周りの人たちもそんなに干渉せず適当にほっといてくれるみたいな、その自由度と適度な田舎でバランスのよさが私には居心地がいい町ですね」
    
    新人玉野市民「すごく単純なことなんですけど、空が広い!自転車通勤なので毎日広い空を見ながら、近所のスーパーを抜けた時に海がバーッと見えたりして、とにかく玉野の空と海が偉大だなって思います。それだけで生活が潤います。あとは、工場もあり山もあり、景色に有機質無機質が混ざっているところに玉野味を感じます」
    
    たしかに!
    宇野に降り立って感じたゆったりとした雰囲気、まさに住んでいる方にとっても居心地のよさでもあるようです。
    
    この東山ビルでは、週末にイベントを開催したり、夏は屋上でビアガーデンをオープンしたりと、地元の方にとっても「ここに来れば誰かに会える」スポットだそう。
    
    東山ビルが持つ独特な空気感、地元の人も観光客も、日本人も海外の方も、老若男女が集まる、古くて新しい、唯一無二の空間がそこにはあります。
    ぜひ一度訪れてみてください。

    ▶東山ビル https://hym-bldg.com/

  • 絶景まで車で20分|王子が岳

    宇野港エリアだけでなく玉野市にはオシャレなホテルや古民家をリノベーションしたお店、その他観光スポットなどが多数あります。
    そのなかでも、瀬戸内海国立公園に指定されていて瀬戸内海が一望できるという「王子が岳」へ。
    低い山が多い玉野市、王子が岳も標高230mほどの低い山ではありますが、瀬戸内海に突き出た児島半島にあるため、瀬戸内の海を見渡せる絶景スポットなんです。
    
    このあたり一帯には特徴的な花崗岩の巨岩・奇岩が見られ、ニコニコ笑顔の横顔に見える「ニコニコ岩」や「ひつじ岩」など、ユニークな名前がついた岩がたくさんあります。
    そんなニコニコ岩と共に眺める瀬戸内の穏やかな海は、瀬戸大橋や瀬戸内の島々、そして四国まで大パノラマで広がっていて、海と空の青さ、浮かぶ島の緑のコントラストが印象的な風景を作り出しています。
    
    
    そしてなんとこの王子が岳は山岳スポーツの聖地でもあるそうで、絶景の中での「ボルダリング」や「パラグライダー」を楽しむことができる人気スポットでもあります。
    
    瀬戸内の海を眺めたり、ハイキングを楽しんだり、麓のオシャレなカフェに立ち寄ったり、時には自然の動物と出会うこともある王子が岳は必見のスポットです。
    
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    宇野港を中心に様々な人が往来する玉野市。
    瀬戸内の島々へのアクセス拠点として通過してしまうのはもったいない。
    海も山も絶景もアートスポットも、派手ではないけれどゆったりとした時間を過ごせるこの町は、また訪れたくなる不思議な魅力を持っています。
    
    羽を休めに訪れてみたり、ゆったりと流れる時間を求めて暮らしてみたり、もしかしたらあなたの理想の暮らしが玉野にあるかもしれません。

主催者情報

岡山県玉野市|移住定住サイト「たまののくらし」

https://www.city.tamano.lg.jp/site/lifeoftamano/

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